こんにちは、soraです。
アセスメントがひと通り終了すれば、次に関連図を書いていくことになります。
実際のところ、この関連図は、看護過程を展開するうえで、必ずしも必要となるものではありませんが、これまで文章で書いてきた患者さんの全体像を図式化することができるため、視覚的に理解しやすくなります。
関連図は、アセスメントで述べてきた「原因」と「影響」をつなぐ作業です。
例えば、高血圧の例で考えると、
このような場合が考えられると思います。
●実際に現在起きている現在的な現象は、実線で書く。
●起きるかもしれない潜在的な現象は、点線で書く。
バイタルサインの値や検査データ等、数値で表される情報は、数値も記載しておきます。
どんどん、つなげてみましょう。赤枠は先ほどの「栄養」に関するアセスメントで、青枠は、「呼吸」に関するアセスメントです。このように今までは別々であったアセスメント項目が統合されていきます。
黄色の個所は、「原因」「症状」「影響」に機序を追加して、細かく見ています。もちろん、この部分もアセスメントで記載されている必要があります。
それらの「原因」や「症状」等が治療されていれば、それを二重線で書き込みます。また、それらの治療に対する「影響(副作用など)」をどんどん書き込みます。
これらの作業を、アセスメントの項目分行っていくことで、患者さんの全体像がイメージできると思います。
関連図の全体的な書き方については、こちらの記事をご覧ください。
また、出てきた看護診断について、介入する優先順位を表す「#1」「#2」などを書いておく必要があります。
看護過程の展開についての講義
4講時目.「関連図」の書き方がわからない。