こんにちは、soraです。
前回、目標の立て方についてお伝えしましたが、今回はその後半にあたる目標に対しての「学び」の部分になります。
1日1日の実習目標(短期目標)に対して、「学び」を書くわけですが、3部構成で書くととても理解しやすくなります。
例えば、「受け持ちの患者さんとコミュニケーションを図り、患者さんの置かれている状況や疾患に対する思いを理解する。」という目標を立てたとしましょう。
まずは、その目標が達成できたのか、できなかったのかという視点を念頭に置き、その目標に対して、あなた自身が行動したことを書きましょう。
その中で、看護師さんのコミュニケーションの取り方を見て、学ぶべきことがあったり、実際に患者さんとのコミュニケーションを通して、分かったことがあったと思います。
その学びに対して、深堀していくのが、「振り返り」になります。この部分をどれだけ考えていけるかがとても重要です。
例えば、コミュニケーションを取りに行った際に、あまり会話が続かず、変な時間が流れ、早々に病室から出たとしましょう。
なぜ、会話が続かなかったのかという「原因」や、どうすればよかったのかという「代案」を考えていきます。
病室に出向いた時間帯がまずかったのかもしれません。声のかけ方がいけなかったのかもしれません。今の関係性では、聞けないことを聞いてしまったのかもしれません。
もしくは、情報を取ろうと躍起になって、質問攻めになっていたかもしれません。
それを分析することで、次の看護や関わりに活かすことができます。
訪室するタイミングや話しかけ方、話す位置、質問攻めにするのではなく、世間話や興味のある話から始めるなど、いろいろな対策を考えていきましょう。
情報の収集については、看護過程のほうでも書いているので参考にしてみてください。
この課題の部分が、次の日の1日の目標となります。
上の例であれば、上手なコミュニケーションが取れなかったことが課題ですので、分析したことやそれに対する代案をもとに、コミュニケーションを図ることを目標として関わっていきましょう。
もし目標が達成した場合は、次のステップを書いていきます。コミュニケーションをうまく図れたため、信頼関係を築いていけるような関わりをしたり、○○の情報について収集したり、患者さんの思いについて収集したりすることを目標に掲げましょう。