看護学生

3.カンファレンスのテーマについて

こんにちは、soraです。

看護実習のなかで、看護記録と同じくらいストレスを感じるのが日々のカンファレンスではないでしょうか。

毎日毎日、テーマを考え、実習指導者さんや教員に囲まれて話をすることに悩まれている学生は多いのでないでしょうか?

このカンファレンスの場は、翌日の実習を充実させるために、これまでの関わりを振り返ったり、実習目標を達成するために、テーマを設定して深めていく場です。

考え方の例を以下に示していきます。

◍ 実習初日の場合

初めて、実習施設を訪ねます。その実習施設で治療や療養されている方を受け持ちます。そのため、『施設の特徴』について、理解しておくことはとっても意義があることになります。実習中にさまざまなところに注目し、興味を持つことで、話題も見つかることだと思います。

また、初めて受け持ち高齢者と関わることになります。緊張からも、上手にコミュニケーションが行かないことがあるかもしれません。明日からの実習に向けて、『どのように対象者と関わるか』考えていくことも重要です。

◍ 実習1週目の場合

この期間に見ることは、全てが新鮮なことだと思います。指導看護師さんの後ろについて見学することがメインとなるのではないでしょうか?『見学』を通して、考えられることはたくさんあるはずです。

同じ看護師さんでも、患者さんが変われば、対応が異なっていませんか?

同じ患者さんでも、看護師が変われば、方法が異なっていませんか?

学校で習ったことと、病院とでの違いはありませんか?

また、バイタルサイン測定や清潔ケアなど、指導看護師さんと一緒にケアをしていくことでしょう?初めてのケアで、うまくいくことは少ないと思います。『自分のケア』について振り返り、次に生かしていくことが必要です。

◍ 実習2週目以降

この時期になれば、看護計画を立案し、それをもとに看護ケアを実施していることだと思います。同様に『自分のケア』を通して、振り返ることや、『自分が導き出した問題点』や『自分の立案した計画』について、見直すことも有効です。

上記は、実習の経過に沿って、カンファレンスのテーマを考えていきましたが、他の切り口もあります。

実習を進めるなかで、さまざまな職種の人と関わっていることに気づくと思います。『多職種連携』は、とても大切な考え方ですので、自分の受け持ち患者さんに関わっている多職種について、考えることもできます。

また、共通する疾患や共通する悩みだけでなく、『グループメンバーひとりの課題』を取り上げて、考えていくこともできます。

テーマは、いろんなところに転がっています。「なんでだろう」と少しでも疑問に思うことがあれば、その疑問を解決し、充実した実習がおくれるように、カンファレンスしてみてはどうでしょうか。